当たり前は誰にとっては当たり前か

■ヒーローになるアイデア帳
 2021年5月26日 第669号
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近況報告は最後にあります。

★今週のアイデア

当たり前は誰にとっては当たり前か。

★私の体験談

最近、ふと気付いたことがあります。

Tシャツに描いてあるプリントが
洗濯しても落ちないことです。

それに、色付きの服を洗濯しても
色落ちしないことです。

昔は、洗濯すると、プリントもすぐ
剥がれ、色落ちもしてました。

その記憶のため、今までプリントは
すぐ剥がれるものと思っていました。

しかし先日、何年も着ている部屋着
のTシャツのプリントが、剥がれて
いないことに気付き驚きました。

高いTシャツではなく、ユニクロの
安いキャラクターTシャツです。

他のTシャツも見てみると、どれも
プリントが剥がれていませんでした。

この数十年で技術が劇的に進歩して
いることに本当に驚きました。

製造元としては、だいぶ前から当た
り前になっていたかもしれません。

当たり前すぎて宣伝してこなかった
かもしれません。

しかし、お客様は昔のままの認識を
持ち、買わない理由にしていること
があります。

このように、お客様と企業との認識
のズレが生じている場合があります。

認識のズレを宣伝に使って成功した
ビール会社があります。

ビールに使う水は何度も蒸留してか
ら使うことは業界では普通でした。

しかし、お客様はそんな手間をかけ
ていることは知りませんでした。

広告で「当社は水を何度も蒸留して
ビールを作ってます」と謳いました。

「そこまで丁寧に作ってるのか」と
お客様は驚き、評判を呼びました。

そして、業界下位から業界一位に
一気に躍り出ました。

ビール会社がしたことは、当たり前
にしていることを宣伝しただけです。

新しい技術や施設は何一つ作ってい
ません。

お客様と企業との認識のズレはない
でしょうか。

「当たり前」は、誰にとっては
当たり前なのでしょうか。

まだまだ隠れた宝石が眠っているか
もしれません。

ヒーローコンサルティング株式会社
古川宗弘

★今週の近況報告

6月20日まで緊急事態宣言の延長が
されそうですね。

6月にバドミントンシニア全国大会の
東京都選抜会が予定されています。

試合日に合わせ調子を整えているの
で、いつ開催されるか気掛かりです。

スポーツの場合、1週間前にやっぱり
開催と言われても厳しいです。

試合日が延長されるたびにやる気が
段々と落ちていきます。

私は趣味なのでいいですが、延長が
仕事に直結する人は大変ですよね。

ずるずる延長ではなくスパッと期限
を区切ってくれた方が嬉しいです。

それなら7月や8月までと言われても
むしろ私は割り切れます。

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