なぜ成長しなければいけないのか

■愛する人のHEROになるアイデア帳
 2020年6月17日 第620号
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近況報告は最後にあります。

★今週のアイデア

なぜ成長しなければいけないのか。

★私の体験談

「経済は成長し続けなければいけない」

大学時代にゼミの講義で、指導教授
がおっしゃった言葉です。

私はその言葉に妙に納得できず、
指導教授に質問しました。

「なぜ成長しなければいけない
 のでしょうか? 

 既に日本は豊かですし、
 多くの人が衣食住に困ることなく
 幸せに暮らしています。

 そうであれば、無理をしてまで
 成長する必要はないと思います」

指導教授とのやり取りでは納得でき
る回答が得られず、何十年かたった
今でも疑問の一つになっています。

急激な成長を追い求めた結果、
逆に苦境に陥った企業で私は働いて
いたことがあります。

その会社は、日本有数のIT上場企業で
創業以来拡大成長していました。

毎年前年比150%増の売上を維持し、
株価も高く時価総額は数千億円でした。

しかし、ある年に売上増加が鈍化し
前年比150%以下が見えてきました。

経営陣はなりふり構わない販売施策
を出し、挽回しようとしました。

バックオフィスを含めた従業員全員
に無理な販売目標を設定し、達成を
強要しました。

「家族や友人にでも、相手が必要な
 いと言っても売って達成しろ!」

経営陣のこの言葉に反発し、
私は会社を辞めました。

数ヶ月後に決算が発表され、前年比
120%増との結果で株価が大暴落し、
倒産の危機まで行きました。

数千人の従業員は数百人までに減り
規模も大幅に縮小しました。

このように過度の成長を追い求めた
ことで、苦境に陥った会社は珍しく
ありません。

一方で成長を追い求めなければ、
今の豊かな日本はなかったでしょう。

「なぜ成長しなければいけないのか」

この疑問に自分なりの答えを出して
いくことで経営の本質が見えてきます。

これが正確な答えというものは経営
には存在しません。

次回のメルマガで、私なりの考えを
書いていきます。

ぜひ1週間、皆さんも自分なりの回答
を考えてみてください。

ヒーローコンサルティング株式会社
古川宗弘

★今週の近況報告

米国では人種差別問題でデモが起き
多くの方が傷ついています。

差別や偏見は米国だけではなく、
日本でも中国でも、その他多くの国
で今でもあります。

私は小さい頃から差別や偏見を持た
ない性格ですし、差別や偏見をする
人に怒りを覚えます。

なぜだか、学生時代いじめを受けて
いる人と仲良くなることが多かった
です。

幸い私は学校で影響力のある人たち
とも仲が良かったのでいじめを受け
ることはありませんでした。

だから、私の周りではいじめを許し
ませんでした。

自分が自分を愛し、他者も自分を愛
することを尊重できる世界になれば
いいなと思います。

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これをしよう、こんな気付きがあっ
たなど、ご感想をお寄せください。

想うだけでなく、想いを発信すると
本当の行動につながるものです。

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