【HERO帳】二十一世紀に生きる君たちへ

■愛する人のHEROになるアイデア帳
 2020年5月20日 第616号
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近況報告は最後にあります。

★今週のアイデア

二十一世紀に生きる君たちへ。

★私の体験談

歴史小説家の司馬遼太郎氏が現代に
生きる私たちに遺してくれた言葉が
ありました。

『二十一世紀に生きる君たちへ』と
いう題名で、1989年の小学6年生の
教科書に掲載する文章を書きました。

当時私は小学4年でしたが、目にした
かは記憶にありません。

しかし、先日たまたま文章を見つけ
読んでみると、正に現代への重要な
メッセージだと感じました。

一部抜粋ですが紹介させてください。

自然物としての人間は、決して孤立して
生きられるようにはつくられていない。

このため、助け合う、ということが、
人間にとって、大きな道徳になっている。

助け合うという気持ちや行動のもとの
もとは、いたわりという感情である。

他人の痛みを感じることと言ってもいい。
やさしさと言いかえてもいい。

「いたわり」
「他人の痛みを感じること」
「やさしさ」

みな似たような言葉である。

この三つの言葉は、もともと一つの
根から出ているのである。

根と言っても、本能ではない。
だから、私たちは訓練をしてそれを
身につけねばならないのである。

その訓練とは、簡単なことである。

例えば、友達がころぶ。

ああ痛かったろうな、と感じる気持
ちを、そのつど自分のなかでつくり
あげていきさえすればよい。

この根っこの感情が、自己の中でしっ
かり根付いていけば、他民族へのいた
わりという気持ちもわき出てくる。

君たちさえ、そういう自己をつくって
いけば、二十一世紀は人類が仲よしで
くらせる時代になるのにちがいない。

司馬遼太郎氏はこの数頁分の言葉を
綴るのに長編小説を書くほどのエネ
ルギーを費やしたと言います。

簡易な表現で書かれてはいますが、
その言葉の持つエネルギーは凄まじ
いものを感じます。

いまこのコロナで世界中が疲弊して
いるからこそ、一層このメッセージ
は光を帯びています。

私のメルマガをご覧いただいている
方々は、既に上記のことを訓練し、
実践されていると確信しています。

しかし、人間力の高さゆえに直観で
されてきているので、大切さを言葉
にするのが難しいと思います。

先達の言葉を引用し、大切さを伝え
るのも一つの手だと思います。

ヒーローコンサルティング株式会社
古川宗弘

★今週の近況報告

最近断捨離をしています。

物を捨てる決断をするのは気力体力
がいるものだなとつくづく感じます。

疲れはしますが、場所も節約できる
し、欲しい情報にもすぐアクセスで
きるようになりいいことばかりです。

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