【HERO帳】失敗は成功の妙薬

■愛する人のHEROになるアイデア帳
 2017年10月9日 第480号
━━━━━━━━━━━━━━━━

★今週のアイデア

失敗は成功の妙薬。

★私の体験談

「経営能力は判断の回数と挫折で
 決まります。失敗したら反省して
 次の決断に生かす。その積み重ね
 が経営者を磨くわけです。」

日本電産株式会社の永守重信社長が
日経ビジネス誌でユニクロ柳井社長
との対談で語った言葉です。

たくさんの失敗や挫折をし、一代で
大企業にまでした永守社長の言葉は
深いなと感じます。

失敗や挫折は、心に大きな痛みを
受けますが、その分そこからの学び
が心に深く刻まれます。

できれば失敗や挫折はしたくない
のが人間ですが、経営をする上で
避けては通れないことです。

経営者自身が失敗を恐れ、社員にも
失敗を許さない組織風土であれば、
業績は停滞し、いずれは廃ります。

自分と他人の失敗を許容する度量が
経営者には必要です。

しかし、日本は経営者の失敗を
許さない仕組みだなと感じます。

スタートアップの資金調達は、
銀行借入が主で、社長の個人保証
をとることが一般的だからです。

スタートアップで失敗をすれば、
経営者は莫大な借金を背負い
再起が難しくなります。

折角失敗と挫折を経験し、経営者と
して一皮むけても次がないのです。

前掲の対談で永守社長は、
「一番苦しかったのはゼロから
 10億円の間です。当時は借金した
 ら同額の生命保険に入ったわけで
 命が懸かっていました。」
とも語っています。

失敗したからといって、最も尊い命
を犠牲にするのは馬鹿げています。

米国の仕組みが全てとは言いません
が、米国では社債市場が発達し、
スタートアップ企業でも個人保証
なしに社債を発行できます。

投資家は、社債格付け情報をもとに
企業の将来性や利率を計算して社債
を購入します。

投資家も、数十%という高い利率を
受け取る代わりに、倒産の危険性を
織り込みリスク分散をしています。

だから、倒産したとしても起業家が
一人で借金を背負うことなく、
すぐに再起ができます。

そして、失敗の経験を生かして、
大きく攻めて大きな成功をおさめ、
世界に貢献しているのです。

日本も将来は資金調達の方法が改善
されると思いますが、経営者の失敗
を許容する国にしたいですね。

HERO Consulting
古川宗弘

━━━━━━━━━━━━━━━━
【ご感想をお寄せください】
これをしよう、こんな気付きがあっ
たなど、ご感想をお寄せください。

想うだけでなく、想いを発信すると
本当の行動につながるものです。

ご感想を頂けることが、私にとって
も励みになり支えになります。

ぜひ本メールに直接ご返信下さい。

【ご紹介のお願い】
あの人もヒーローになって欲しいと
思い浮かぶ方に、このメルマガを
ご紹介いただけましたら幸いです。
http://heroconsulting.jp/#mailmagazine

【バックナンバー】
メルマガバックナンバーは下記で。
https://heroconsulting.jp/blog/

発行者:HERO Consulting
    代表 古川宗弘
HP: http://heroconsulting.jp/
Mail: hero■■heroconsulting.jp
   (■■を@に置換して下さい)
(C) 2017 Munehiro Furukawa

【転載自由】
ブログやFacebook、メルマガに転載
してもOKです。その場合、一部だけ
の転載はNGです。下記の線から上を
全て転載してください。
━━━━━━━━━━━━━━━━

迷惑メールフォルダに振り分けられ
る場合下記を参考にしてください。
http://46mail.net

アドレス変更は下記で。
[[changeurl]]

購読解除は下記で。
[[cancelurl]]