土用丑の日はなぜうなぎか?

■ヒーローになるアイデア帳
 2022年8月3日 第731号
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近況報告は最後にあります。

★今週のアイデア

土用丑の日はなぜうなぎか?

★私の体験談

夏の「土用の丑の日」にはうなぎを食べると
いいと言われます。

なぜ「うなぎ」なのかと疑問に思ったことは
ありませんか?

私も思ったので調べてみました。

先人の知恵で、夏の土用の丑の日に「う」の
つく物を食べると滋養強壮にいいそうです。

うなぎ、梅干し、うどん、瓜などです。

これら食べ物の中で現代も多くの人が
風習として丑の日にうなぎを食べます。

うなぎが風習になった諸説の一つが江戸時代
の蘭学者平賀源内の広告コピー説があります。

真偽は定かでないですが、平賀源内が鰻屋に
授けたコピーがはじまりだそうです。

夏は旬の時期から外れ、こってりした味の
うなぎの蒲焼きは夏には売れませんでした。

そこで夏に売上アップをしたい鰻屋は
平賀源内に相談をしました。

平賀源内は「本日 土用丑の日」と書いた
大きな看板を店の前に掲げさせました。

何だろうと足を止めた人に、平賀源内が授け
たセールストークをし店に引き込みました。

夏には売れなかった鰻屋が大繁盛し、他店も
真似をして風習になったという説があります。

この説を知り、本当にうなぎでいいのかが
心配になったので栄養についても調べました。

うなぎを食べると夏バテに効果が
あることが科学的に明らかだそうです。

夏バテは、暑さや室内外の温度差で自律神経
が乱れることで起こる体調不良の総称です。

うなぎは疲労回復に欠かせないビタミンB1が
豊富に含まれています。

またエネルギー源となるタンパク質や脂質も
多く、夏に不足しがちなミネラルも豊富です。

さらに疲労軽減と疲労回復の作用がある
DHA・EPAも豊富に含んでいます。

栄養面からみても夏の土用丑の日にうなぎを
食べることは正解のようですね。

うなぎが滋養強壮にいいことは奈良時代の
万葉集に大伴家持が歌で残しています。

昔の人は科学的には分からなくても知恵で
分かっていたのはすごいなと感じます。

広告コピー説と実際に夏バテ解消できたこと
が相まって風習になったのだと私は思います。

先人の知恵はすごいですよね。

夏以外の土用丑の日に食べた方がいいものも
先人たちは知恵を残してくれています。

なお、土用丑の日は夏以外にも各季節で
必ずあります。

立春、立夏、立秋、立冬の前の約18日間を
土用期間といい、その期間内の丑の日です。

丑の日は、毎日を子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥
の十二支で回すので12日に1回きます。

さて、各季節の土用丑の日に食べた方が
いいと言われているのがこちらです。

立春前=いのつくものや白いもの。
いわし、いか、いちご、芋、いんげん豆など。

立夏前=うのつくものや黒いもの。
うなぎ、梅干し、うどん、瓜など。

立秋前=たのつくものや青いもの。
たこ、たけのこ、大根、玉ねぎ、さんまなど。

立冬前=ひのつくものや赤いもの。
ヒラメ、ヒラマサ、りんご、トマトなど。

「土用を制するものは運を制する」
と言われているそうです。

土用期間は季節の変わり目でもあり、
何かとバランスを崩しやすくなります。

だから、先人の知恵として体調を調えなさい
という時季なのかもしれません。

明日8月4日も土用丑の日です。
うなぎを食べて体調を整えたいですね。

ヒーローコンサルティング株式会社
古川宗弘

★今週の近況報告

アメリカから姪っ子(と勝手に思っている)
が東京に遊びにきて一緒に東京観光しました。

6歳なので以前会ったことを忘れてましたが
すぐに仲良くしてくれました。

「むねひろおじさん」と何度も呼んでくれる
のが嬉しくてしかたありませんでした。

子どもの笑顔は見ていて飽きませんね。

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