【HERO帳】経営理念を浸透させる感動物語

■愛する人のHEROになるアイデア帳
 2019年3月27日 第556号
━━━━━━━━━━━━━━━━

近況報告は最後にあります。

★今週のアイデア

経営理念を浸透させる
「ワオ・ストーリー」。

★私の体験談

ザ・リッツ・カールトン・ホテルと
いう5つ星ラグジュアリーホテルが
あります。

世界最高峰のホスピタリティーを
提供するホテルとして有名です。

私はこのホテルのホスピタリティを
学ぶセミナーを、このホテルの本部
と組んで何度か開催しました。

多くのホスピタリティ施策を直に目
にすることもできました。

今回は多くのホスピタリティ施策の
中で、経営理念の浸透に役立つとっ
ておきの施策を一つご紹介します。

それは「ワオ・ストーリー」です。

リッツ・カールトンで起こった感動
物語をストーリーにしたものです。

リッツカールトンは世界中にホテル
がありますが、そのどこかで起った
感動物語をストーリーにします。

お客様と従業員の間でのこと、従業
員同士でのこと、お客様でもない方
と従業員の間でのことなど。

リッツカールトンの経営理念に沿う
感動物語があれば、世界中から本部
に集められます。

それを小説のようなストーリーにし
て世界中のホテルに配ります。

その「ワオ・ストーリー」を朝礼で
みんなで読むことになっています。

様々な会社の従業員の方と経営理念
について話す際に、多くの方が言わ
れることがあります。

「経営理念は知っていますが具体的
 に何をしたらいいか分からない」

経営者からは「それを自分で考える
ことが大切だ。頭を使え」と聞こえ
てきそうです。

しかし、実際に経営理念に沿うと自
分で考え行動しても「何を勝手にし
てる」と怒られるのが関の山です。

怒られることが分かっているなら、
誰も考えないし行動も起こしません。

だからこそ、「ワオ・ストーリー」
として会社が褒め称えた感動物語を
従業員に示すことが重要なのです。

「こんなことしてもいいんだ」
「そこまで踏み込んでいいんだ」
と従業員には基準が見えてきます。

リッツカールトンは従業員に与える
権限は他の会社より大きいです。

自分で考えて行動したことを怒るこ
ともないですし、むしろ褒め称える
仕組みが緻密に整備されています。

そのリッツカールトンですら、今で
も従業員に「ワオ・ストーリー」で
基準を示しています。

「知っているとできるは違う」と言
いますが、従業員が行動に移して初
めて経営理念は浸透していきます。

経営理念に沿った行動を一歩踏み出
してもらうためには、仲間の事例を
示してあげるのが早いです。

一歩踏み出して褒め称えられたら、
そこからは雪だるま式に、二歩も
三歩も自ら踏み出してくれます。

人間には誰しも秘められた叡智があ
ります。それを引き出せたら、素敵
な会社になること間違いなしです。

ヒーローコンサルティング株式会社
古川宗弘

★今週の近況報告

前号ではイチロー選手のことについ
て書きました。

50歳まで続けると思っていたので、
書いた時点では引退するとは思わず
とても驚きました。

毎日欠かさずトレーニングをしてい
るイチロー選手ですら、体の衰えに
は抗うことはできませんでした。

45歳は私も目前に迫っているので、
いまバドミントンができることを
有難い気持ちで臨もうと思います。

今まであまり出場しないようにして
いたバドミントン大会も今年は積極
的に出場しようと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━
【ご感想をお寄せください】
これをしよう、こんな気付きがあっ
たなど、ご感想をお寄せください。

想うだけでなく、想いを発信すると
本当の行動につながるものです。

ご感想を頂けることが、私にとって
も励みになり支えになります。

ぜひ本メールに直接ご返信下さい。

【ご紹介のお願い】
あの人もヒーローになって欲しいと
思い浮かぶ方に、このメルマガを
ご紹介いただけましたら幸いです。
https://heroconsulting.jp/#mailmagazine

【バックナンバー】
メルマガバックナンバーは下記で。
https://heroconsulting.jp/blog/

発行者:
ヒーローコンサルティング株式会社
代表取締役社長 古川宗弘
HP: https://heroconsulting.jp/
Mail: hero■■heroconsulting.jp
   (■■を@に置換して下さい)
(C) 2019 Munehiro Furukawa

【転載自由】
ブログやFacebook、メルマガに転載
してもOKです。その場合、一部だけ
の転載はNGです。下記の線から上を
全て転載してください。
━━━━━━━━━━━━━━━━