【HERO帳】刀剣乱舞のビジネスモデル

■愛する人のHEROになるアイデア帳
 2019年1月30日 第548号
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★今週のアイデア

刀剣乱舞のビジネスモデル。

★私の体験談

『刀剣乱舞』をご存知でしょうか?

日本刀の名刀を男性に擬人化した
刀剣男子を収集強化していく育成
シミュレーションゲームです。

私は刀剣乱舞にはあまり興味はない
ですが、秀逸なビジネスモデルにと
ても興味があり研究しています。

すごさを一言で言えば「女性のコア
ファンに向けた派生ビジネスを極め
ている」となるでしょうか。

ゲームに始まり、書籍、ミュージカ
ル、舞台、アニメ、映画、グッズ、
カフェ、展覧会など多岐に渡ります。

そのどれもが閑古鳥知らずで、人が
詰め掛けています。しかも、一人が
何度も行くのです。

私も研究の一環で刀剣乱舞の派生商
品を全て自分で体験していますが、
どれもが作り込まれています。

いまや儲かるビジネスなので、トッ
プクリエイター達が集結して作って
いるので高品質なのは当たり前です。

私の感覚では、客の9.9割は女性だ
と思います。しかも、オタク女子と
いう感じではなく普通の女性です。

私の研究では2次元だけならばこれ
ほど人気が出ていないと思います。

2次元のキャラクターを生身の若手
イケメン俳優が演じているから普通
の女性にもうけています。

私がすごいなと思ったことが、彼ら
俳優は徹底的に女性の影を感じさせ
ないようにしていることです。

映画でも演者は全員イケメン俳優で
女性は一人も出てきません。
(幼女が一人だけ出てきますが)

自分が推している俳優が、例え演技
でも女性といて欲しくないという
ファンの心理を大切にしています。

大小様々なことが、二流ではなく、
徹底的に作り込んでいる感じがする
のも人気の秘密だと思います。

この刀剣乱舞のビジネスモデルで、
すごいところが、パレートの法則を
徹底的に活用しているところです。

パレートの法則とは、2割の顧客が
全体の8割の売り上げを作るという
理論です。

派生商品をたくさん作っているのも
何万か何十万人?の女性コアファン
を相手にしているからだと思います。

既にそうなりつつありますが、今後
はより一層パレートの法則がビジネ
スでは重要になってきます。

全く新しいものをどんどん作るので
はなく、コアファンと関係性を深め
ていくビジネスモデルです。

このビジネスモデルで最も重要なこ
とがお客様を裏切らないことです。

SNSが発達している時代、裏切り行
為はすぐにバレます。

お客様を大切にする姿勢こそ、今後
より一層大切になってきます。

ヒーローコンサルティング株式会社
古川宗弘

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