■愛する人のHEROになるアイデア帳
2018年6月4日 第514号
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★今週のアイデア
どんな仕事でも、どんな短時間でも
人の心の中にヒーローは誕生する。
★私の体験談
今回は、健康診断で出会った看護師
の方に、ヒーローの本質を見たので
お伝え致します。
先日、健康診断に行ってきました。
健康診断は、自分の健康状態を知る
良い機会なので、積極的に行くよう
にしています。
しかし、検査項目の一つが毎回憂鬱
になります。それは採血です。
痛みには人一倍強いので、針は怖く
ないのですが、毎回上手くいかない
ので、嫌な感覚があるのです。
いつも、針を刺しても血が出てこな
いことが多く、看護師と悪戦苦闘し
て、やっと採れる状況です。
今回も採血の際に、看護師の方に、
「いつも血が出て来ないんですよ。
採りやすそうな血管があるなら
どこでも大丈夫です」
と伝えました。
看護師の方は、自信ある雰囲気で
「どちらの腕でも大丈夫ですよ。
私は一発で採れるので」
と即答してくれました。
それでもいつもの嫌な感覚があるの
で、疑り深くいつもの上手くいかな
い採血の状況を伝えました。
私が話し終えると、突然、
「見えない血管から採血するのは
怖いですか?」
と看護師の方に聞かれました。
見えない血管とは何だろうと疑問に
思いながらも、注射は怖くないので
「怖くないです」と答えました。
そうすると、
「大丈夫ですよ、お任せください」
と言われ、腕に針を刺されました。
すごい勢いで、血が注射器に入って
いきました。しかも、ほとんど痛く
ありませんでした。
表面に浮き出てる血管からではなく
腕の奥の見えない血管から採血して
いるようでした。
「上手いですね!!」
と驚嘆しながら伝えました。
「まだまだ勉強中です」
と謙虚に応えられていました。
その言葉は謙遜で、あれだけの自信
と技術の裏には、相当な練習量を積
んでいるだろうと感じました。
私は今まで、採血が上手くいかない
のは、自分の体のせいだと思ってい
ました。
だから、採血は上手くいかないもの
だと諦めていました。
しかし、今回の看護師の方のお陰様
で、技術の問題であることが分かり
とても安心しました。
今回の看護師の方は、私とは数分の
間しか関係を持ちませんでしたが、
一瞬で私のヒーローになりました。
技術を磨き、お客様に最高の医療を
提供しようとする姿勢が感じられ、
とても尊敬できました。
どんな仕事でも、どんな短時間でも
人の心の中にヒーローは誕生するの
だと、あらためて実体験しました。
今回のようなヒーロー看護師が増え
たら、私のように採血が上手くいか
ない人も救われるのにと思いました。
ヒーローコンサルティング株式会社
古川宗弘
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