■愛する人のHEROになるアイデア帳
2017年6月26日 第465号
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★今週のアイデア
目の前の原石を逃さないように、
本質を見抜く。
★私の体験談
私は、前職の際に、とても多くの学
生や社会人を面接してきました。
学生から人気がある企業で、新卒を
募集すると3,000人もの応募がある
年もありました。
私の事業部で働くことになる学生を
選ぶ面接をしていたので、事業責任
者として真剣に面接していました。
毎日何人もの学生を面接していきま
すが、その学生の本質を見抜くこと
に全力を注ぎました。
人事部からは質問の参考をもらって
いましたが、ほぼ無視して学生の本
質を探るための質問だけしました。
学生は想定質問への答えを用意して
いたと思いますが、想定質問通りに
いくのは自己紹介くらいでした。
その後は、回答に対して深掘りをし
ていくので、他の面接官からは圧迫
面接だと言われたことがあります。
しかし、それでもその面接方法はや
めませんでした。
なぜなら、表面上の質問だけで相手
のことなんか分らないからです。
本質まで届いてはじめて、その学生
が自分の会社では、宝石になるのか
ならないのかが多少見えてきます。
宝石にならなかったときに、目標未
達という結果の責任を負うのは、事
業責任者です。
部下のせいで達成できなかったとい
う言い訳は、事業責任者はしてはい
けません。
目標達成まで見据えて面接をしてい
たので、本質まで知らないと怖くて
自分の事業部ではOKは出せません。
本質を見抜くのは本当に難しいこと
ですが、出逢えたときの喜びはとて
も大きなものです。
★解説
本質は、表面上の言葉だけからでは
分かりません。
言葉を発するときの、声の強さや目
つき、顔つき、雰囲気など様々な要
素から伝わってきます。
しかも、誰もに同じことを聴けばわ
かるものではありません。
人それぞれ、本質が出る瞬間は全く
違います。様々探り、出るのを辛抱
強く待たなければいけません。
本質を引き出すことが、面接官の役
目です。
誰が原石かは本当に分かりません。
人には、必ず宝石になれる場所があ
りますし、宝石を手に入れた会社は
輝きます。
目の前の原石を逃さないように、本
質を見抜いていきましょう。
HERO Consulting
古川宗弘
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