■愛する人のHEROになるアイデア帳
2017年6月12日 第463号
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★今週のアイデア
本当にやりたいことは、明日に
先延ばしせず、今すぐはじめる。
★私の体験談
先週、母親が入院しているため、看
病で実家の稚内に帰省しました。
親は、どんな時でも子に身をもって
示す存在であるんだなと、感謝を覚
えました。
母は高齢であり、病気も併発してい
るので、会うたびに状態が悪化して
います。
リハビリでは、辛いながらも一生懸
命頑張ってくれます。
それでも、衰えと病気の進行が上回
り、快復にはいたりません。
元気なころは、人一倍精力的に様々
なことを企画し運営していました。
だからこそ、一層現状との落差があ
り、見舞いに来られる方もとても驚
いていました。
人間の一生は「生老病死」と言われ
ますが、母からはいま老と病とは何
かを教えてもらっています。
今までも多くの老と病を見てきてい
ますが、実の母親だからこそ、より
一層重く深く染み入ってきます。
人は誰でも老い、病になり、最後は
死にます。
私自身も、いま絶好調に元気だとし
ても、明日突然病になり床に臥せる
こともあり得ます。
いまの健康が永遠に続くことはない
のだと、母を見て実感します。
私の母のように脳梗塞になれば、話
すことも、動くことも、考えること
も思うようにいかなくなります。
どんな形でも、自分がしたいと思う
ことをできる状況は、当たり前では
なく有難いことです。
だからこそ、いまできることを、い
ま一所懸命にした方がいいのです。
私は悔やんでいることがあります。
私は、母の元気な声を久々に聴きた
いと思い電話をしようとしました。
しかし、忙しかったので明日でいい
やと思って電話をしませんでした。
その次の日の朝、母は脳梗塞で倒れ
ました。
それ以来、母の元気で明瞭な声を聴
くことはできなくなりました。
あの時、5分でも時間をとり、母に
電話をしておけばと悔やんでいます
が、それはあとの祭りです。
いまは、母親や父親に会える機会が
あるなら、何回でも迷わずに帰省し
ようと思っています。
★解説
老いと病気は、誰しもがさけて通れ
ない道です。自分だけ例外というこ
とはありません。
本当にやりたいことを先延ばしにし
ていると、やろうとしてもできなく
なる状況がきます。
思い立ったが吉日と言いますが、先
祖からの大切なメッセージなのかも
しれません。
本当にやりたいことは、先延ばしせ
ずに取り組んでみましょう。
まずは、大切な人と直接コミュニケ
ーションをとりましょう。
HERO Consulting
古川宗弘
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