■愛する人のHEROになるアイデア帳
2016年8月8日 第419号
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★今週のアイデア
ちゃんと見られている。
公益にそう改革には、好機が巡る。
★私の体験談
前回、「カリキュラム改革 前編」
でしたが、今回は「カリキュラム改
革 後編」として続きを書きます。
前回は鈴木さんが裏でカリキュラム
作成をすることを、上層部が快諾し
たところまで書きました。
今回は、その続きです。
経営者から上層部には、今までの踏
襲ではなく、魅力的なカリキュラム
にしろとの命令が出ていました。
理由は、生徒数の減少と生徒の質の
低下で、学校経営が今後厳しくなる
ことが予想されていたからです。
そのため、鈴木さんは自分の改革案
も織り交ぜながら、魅力的で革新的
なカリキュラムを作りました。
それを上層部に提出したのですが、
今までの踏襲でいきたい上層部は、
大きく修正をさせました。
鈴木さんは彼らの黒子に徹している
ので、自分の想いをぐっと押しとど
めて要望に沿う修正をしました。
出来上がったものを上層部が経営者
に提出すると、もっと変更しろとい
う命令が下りました。
革新的なものを望む経営者と、踏襲
を望む上層部の板挟みになりながら
鈴木さんは何度も作り変えました。
鈴木さんは、裏で動いているため、
通常の教員業務も今まで通りあり、
業務量が相当増え大変でした。
それでも、大事のため必死に何か月
もカリキュラム作成をしました。
そうするうちに、経営者に鈴木さん
が裏でカリキュラムの大部分を作っ
ていることが知れました。
しかも、鈴木さんが作る革新的なカ
リキュラを、上層部が変えさせてい
ることも経営者に伝わりました。
一向に魅力的なカリキュラムになら
ないことに業を煮やした経営者は、
大きな決断をしました。
カリキュラム編成を、鈴木さんを中
心とした、若い教員に委任するとい
うものでした。
望んでなった状況ではありませんで
したが、鈴木さんにとって願っても
ない状況となりました。
鈴木さんが若い教員でチームを編成
して、革新的なカリキュラム編成に
取り掛かりました。
今までのカリキュラムと180度転換
した、革新的な新カリキュラムを作
り上げました。
力技で新カリキュラムを提出できま
したが、今後を考えて教員全員に根
回しをしました。
なぜなら、カリキュラムを実行する
のは各教員であり、それぞれの協力
が不可欠だったからです。
鈴木さんは、上層部を含めた教員全
員と個別に話し合い、新カリキュラ
ムへの賛同を取り付けました。
新カリキュラムは、経営者も喜んで
採択し、国にも提出し承認を得るこ
とができました。
鈴木さんが何年も望んできた改革が
1年程で一気に動き、成し遂げるこ
とができました。
これ以降、鈴木さんは経営者から絶
大な信頼を得て、次々と学校改革の
責任者に任命されました。
「カリキュラム改革 後編」はここ
までとします。
次回「一匹狼からマネージャーへ」
をお届けします。
★解説
何が間違いで、何が正しいかをしっ
かり見てくれている人が、あなたの
周りにもいます。
私利私欲に走らず、公益にそった改
革を続けていれば、評価され、突然
改革の好機が巡ってきます。
しかし、いいことほどすぐに成果が
出にくいものです。
諦めずに続けられるかも、しっかり
見られています。
HERO Consulting
古川宗弘
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