【HERO帳】大事のためには小事を捨てる

■愛する人のHEROになるアイデア帳
 2016年8月1日 第418号
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★今週のアイデア
大事のためには小事を捨て、
反対者の心を掴むことが大切。

★私の体験談
前回、「人間関係」編として、学校
の改革に取り組んでいる鈴木さんの
実話を書きました。

今回は「カリキュラム改革 前編」
として、実話の続きを書きます。

カリキュラムは、学校にとって今後
の方針を示す重要なものです。

しかも、国に提出し承認を得るもの
なので、一度定まったら数年間は、
それに従う必要があります。

カリキュラムが学校改革の要だと認
識していた鈴木さんは、数年に一度
のカリキュラム編成で動きました。

カリキュラム編成は、学校の認可に
も関わる重要な仕事のため、上層部
が作成することになっています。

膨大な資料を作るため時間がかかり
上層部ではあまり進んでいないこと
を、鈴木さんは知っていました。

そこで、カリキュラム編成に鈴木さ
んが関われるようにするための方法
を、コンサルティングしました。

方法とは、黒子に徹することです。

黒子になる上で、下記のマインドの
セットアップをしました。

1.何のために、誰のために学校を
 改革したいのか再確認

2.大事(理想の改革)のためには
 小事にこだわらない

3.自分の成果を相手に譲り、相手
 が受け入れ易い環境をつくる

これらを腑に落としてもらうために
いろいろな事例をお話し、完全に腑
に落ちた状態になりました。

そこで、上層部が作らなければいけ
ない資料を鈴木さんが裏で作ること
を上層部に提案してもらいました。

忙しい上層部にとっては、大変な仕
事を振れるし、成果も自分にくると
いうことで、快諾してくれました。

ここから鈴木さんのカリキュラム編
成の奮闘記がはじまりました。

「カリキュラム改革 前編」はここ
までとします。

次回は「カリキュラム改革 後編」
をお届けします。

★解説
改革は、自分の出世や名誉名声のた
めに行うのではありません。

長い目で見て、関わる全ての人が、
幸せになるために行うのです。

そのように腹落ちすれば、出世や名
誉名声の小事を、人に譲ることは、
受け入れられます。

仕事を楽にしてくれ、成果も譲って
くれる相手に対し、悪い気はしない
ものです。

私利私欲の心を持たず、相手の懐に
飛び込めば、相手もあなたを受け入
れ、好機が巡ってきます。

志を成し遂げる覚悟と勇気があれば
反対者との軋轢などは、全て小事と
思え乗り越えられます。

HERO Consulting
古川宗弘

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