【HERO帳】カタツムリの速度を意識する

■愛する人のHEROになるアイデア帳
 2016年2月15日 第394号

世界にHEROが、一人でも増えること
を私は本気で望んでいます。そのた
めにこのメルマガを書いています。
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★今週のアイデア
カタツムリの速度を意識して、
どっしりと腰を据える。

★私の体験談
インド独立の父である
マハトマ・ガンジーさんは

「善きことは、
 カタツムリの速度で動く」

という言葉を残しています。

私は仕事柄、すぐに売上を上げたい
すぐに会社を良くしたい、というご
依頼を頂くことがあります。

私の場合、社長から直接ご依頼いた
だくことが多いので、契約の前に、
社長とよく話し合います。

その時に、「すぐ」に成果が出る施
策は、意図的にしないことをお伝え
しています。

なぜなら、すぐに売上を上げたいの
は、百も承知ですが、急激に上げた
ものは、急激に落ちるからです。

社長からの上意下達で、無理やり社
員に様々な施策をさせれば、すぐに
売上アップは可能です。

しかし、それでは社員の方々にその
施策をやる意義が理解されず、力を
100%引き出せなくなります。

そして長期的にみて、自ら考えなく
なり、自ら動けなくなる組織風土が
出来上がってしまいます。

面白いことに、社長が長期的な視点
で、ゆっくりと変革する覚悟ができ
ると、急に会社は変わり出します。

2ヵ月ぐらいで、数人の社員の意識
が急激に変わり、それが波紋のよう
に伝播していきます。

そうすると、社長がいちいち命令を
しなくても、社員一人一人が真剣に
変革と向き合うようになります。

カタツムリのように、ゆっくりと変
革すると決めたからこそ、急激に変
わるという逆現象が起きます。

冒頭で書いた言葉を意識することが
変革には大切なことを学びました。

★解説
強制して、人の心は変わるものでは
ありません。

自分で本心からやりたい、やろうと
決めなければ、100%の力は発揮で
きません。

すぐに変えたい気持ちがあっても、
焦れば焦るほど、遠のきます。

「善きことは、
 カタツムリの速度で動く」

という言葉を胸に、誰よりもどっし
り腰を据えて、変革に向き合うこと
が重要です。

今週は、焦って変革に取り組んでい
ないか、振り返ってみましょう。

これは、組織もですが、自分自身の
変革にも、当てはまります。

HERO Consulting
古川宗弘

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