答えは初心にある

shoshinいま6月29日に行うセミナーの企画を考えています。

今までに何百回とセミナーに関わっていても、
企画を作り込む段階は、すごく気を使います。

なぜなら、この企画の段階で、
伝えたいことやお客様のメリットを
誤って作り込んでしまうと、
本来意図したことが伝わらなくなって
しまうからです。

そうすると、参加者も主催者も何か違和感があり、
集客は伸びないし、セミナーはグダグダなものに
なります。

よくあるパターンが、会議で出た案が
初めは面白いセミナーになりそうと思っても、
企画を作り込んでいくうちに、
様々な制約や思惑が入り交じり、
最終的に形になるセミナーが、
最初の想いはどこえやらというものに
なってしまいます。

企画を作り込んでいるとき、
違和感を感じ始めたら私がどうするかというと、
会議の時にとったメモや音声を聴き直します。

会議の時は、何も制約や思惑を考えない
純粋な想いが詰まったセミナー案が出てきます。
そこを聴き直すことで、初心に戻ることができ、
面白いセミナーの企画に作り込むことができます。

人は時間が経てばたつほど、いろいろな意味で
良いものを作ろうとこねくり回してしまい、
大切なものがそぎ落ちていってしまいます。

セミナーの企画の本当の答えは、
一番最初に既に出ているのです。

その既にある答えを、制約と思惑の中にあって、
どれだけ答えを維持して形にするかが、
プロの腕の見せ所ではあります。

HERO Consulting
代表 古川宗弘