■愛する人のHEROになるアイデア帳
2016年10月10日 第428号
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★今週のアイデア
愛する人が、本当に大切にしている
ものを一緒に守る。
★私の体験談
NHK大河ドラマ真田丸の第38話で、
真田昌幸が亡くなる直前に残した、
この言葉が胸に響きました。
「軍勢を一つの塊と思うな。一人一
人が生きておる。一人一人が想い
を持っておる。それをゆめゆめ忘
れるな」
数千人、数万人の人々を指揮する立
場になると、配下の一人一人までは
目が届かなくなります。
私の経験上、数万人ではなくても、
8人以上になると、目が届かなくな
ります。
人数が増えても、大雑把には部下の
感情や考えは分かりますが、細かく
は把握できません。
上手くいっているときは大雑把でも
いいのですが、上手くいかないとき
に細かいところに火種ができます。
上司から見ると小さなことでも、部
下から見ると大きなことは、多くあ
ります。
細かい部分に目が届いていなかった
ことで、火種が火事になり、みるみ
るうちに大火事になります。
大火事になったあとに、火消しをす
ることは容易ではありません。
修復にも膨大な時間がかかります。
火種ができないようにするには、忙
しくても、密にコミュニケーション
をとることです。
仕事はもちろんですが、仕事以外の
ことの話を聴くことが、より大切に
なります。いわゆる雑談です。
あらたまって聴くよりも、緩い場で
こそ相手が本当に大切にしているも
のが、ぽろっと出てくるものです。
本当に大切にしているものを、上司
が一緒に大切にしてくれるなら、部
下は大変でもついてきます。
真田昌幸の遺言を聴いて、真田昌幸
の強さの秘密が、少し垣間見えた気
がしました。
★解説
目の前の愛する人が、本当に大切に
しているものを、あなたは知ってい
ますか。
その大切にしているものを、一緒に
守ってくれたとしたら、相手はあな
たをどう思うでしょうか。
自分では守りきれなかったものを、
あなたが守ってくれたとしたら、
あなたはヒーローになれます。
愛する人が本当に大切にしているも
のを知っているか、自分に問いかけ
てみましょう。
知らなければ、愛する人としっかり
コミュニケーションをとり、ゆっく
り聴き出しましょう。
HERO Consulting
古川宗弘
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